いきものみっけファームin松本で田植えと畑作業

●雨のち晴れ
2015年5月16日(土)の朝、子ども約40人、松本大学の学生さん約25人、大人が30人の約100人が集合し、午前中は会場に設営されたブースを見学するとともに、田植えを行い、午後は畑でトウモロコシやミニトマトの苗を植えました。あいにくの小雨でしたが、実際の田植えの時にはウソのように降りやんで、晴れ間もみえるほど。一日楽しいイベントとなりました。

●田んぼの生き物を観察  
田んぼでつかまえた生物を観察できるブースもあります。田んぼの中には、生き物がたくさん住んでいて、おいしいお米を作るのにとても役立っているお話を聞きました。


●毎年恒例!田植えの始まり
残念ながら田植えをはじめる前は雨もよう。でも、みんなでしっかり鉢伏ファームの山田さんから田植えの説明を聞きました。どうやったら順序良く苗を植えていくなど田植えの方法を教わりました。

松本大学のお兄さんやお姉さんたちが田んぼに引率してくれて、親子で一列に並んで順序よく田んぼに入り、同じ間隔で一歩ずつ後ろにさがって苗を植えていきました。このコツをつかんだら、後は順番に植えていくのみ!子どもたちは真剣な表情そのもの。苗はどんどんきれいに植えていきました。
最初は雨もあり、泥が怖くて田んぼに入れなかった何人かの子どもたちも、自分で苗を植えることができて、すっかり笑顔にかわりました。無事に田植えが終わった後は、親子の会話もはずんで、こどもたちも保護者のみなさんの表情も達成感にあふれたものになっていました。

●お米の精と牛糞をつかって、野菜の苗を植えました
  午後は、畑に移動。まずは塩原園芸の塩原さんから、「どうやって苗を植えるのか」、「植えるときのポイント」などを伺いました。まず、トウモロコシは必ず違う種類の苗を二つ植えないと受粉しないので、少なくとも二つ苗をセットで植えることを教えてもらいました。また、「マルチ」と呼ばれている畑の土にかぶせる黒いビニールは、土の湿度を保つとともに、光を通さないので雑草などが生えにくくし、苗の成長によい役割を果たすことを学びました。
トウモロコシの苗の後は、ピーマンやミニトマトの苗を次々に植えていき、ニンジンの種もまきました。しっかりと自分の手で苗の根っこをさわって、確かめて、肥料(牛糞と米の精)を教えてもらった通りに苗と少し離して植えつけました。体験を通して、こどもたちは植物の不思議なしくみに触れて、どのように成長するのか学んでいくことができました。これからの苗の成長が楽しみです。

※今回のいきものみっけ in松本の活動はこどもエコクラブとして実施されました。
夏には生きものの様子を観察、畑で収穫体験を行う予定です。