秋の田んぼで生物観察(松本)

秋の田んぼで生物観察

5月にみんなで田植えをした田んぼで、いよいよ稲刈り!・・・のはずだったのですが、朝からの雨で残念ながら稲刈りは中止に。でも、「いきものみっけ」は少々の雨ならできます。集まってくれた大勢の子どもたちと一緒に、秋の田んぼのいきもの探しをしました。

収穫間近の田んぼにいる虫の代表といえば、バッタの仲間。あちこち跳ね回るので捕まえるのが大変そうですが、子どもたちはそれを上回るハンターぶりで、次々と捕まえては虫かごに入れていきます。イナゴやオンブバッタなどが見つかりました。エンマコオロギは、翅を擦り合わせて鳴いている様子も観察することができました。中には、セセリチョウが羽化した後の抜け殻というレアな「みっけ」をした子もいましたよ。

 観察の後は、お米屋さんの工場見学に行き、無洗米ができるまでを見せてもらいました。また、とぎ汁を火にかけて水分を飛ばす実験をしたり、ヌカを手でさわってみたりしました。みんながお米を作ってきた田んぼには、無洗米の加工過程で出てくる肌ヌカを基にした肥料が使われています。もともととぎ汁として流されていたものが再利用され、田んぼの土と生き物を元気にして、おいしいお米ができる役に立っていることを実感することができた一日でした。